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Omnipeekを使いこなそう
~Omnipeekの使い方~ (不定期連載)


第4回:無線LANキャプチャーのチャネル設定

無線LANのパケットキャプチャーをする際に、チャネルの設定がよくわからないというお客様のお問い合せを頂くことがありましたので、説明したいと思います。

無線LANキャプチャーの基本

ご存知のかたには当然のこととは思いますが、無線LANのパケットキャプチャーは、キャプチャーしたい対象の通信の設定に合わせて、Omnipeekのキャプチャーの設定をする必要があります。 下の図の例に説明しますと、アクセスポイントとクライアントが802.11ac 36CHの通信をしているものをキャプチャーする場合、Omnipeekでは「36 - 5180MHz (ac)」を選択する必要があります(チャネル設定の表示の見かたについては後述)。

また、図の中には記載していませんが、802.11n/acの場合は通信のストリーム数(スペシャルストリーム)も考慮する必要があります。こちらはOmnipeekでの設定ではなく、使用するUSB無線LANアダプターの選択になります。
例えば、キャプチャー対象の通信が802.11n 3ストリームの通信は、2ストリームまで対応のUSB無線LANアダプターではデータのパケットをキャプチャーすることはできません。
(802.11aで通信される無線LANのコントロールパケットのみがキャプチャーされ表示されます。)


チャネル設定の表示の見かた

Omnipeekのキャプチャーオプションで、無線LANアダプターを選択すると、「802.11」の設定項目でキャプチャーするチャネルを選択できるようになります。
「Select channel by」で「Number」を選択し、右のコンボボックスを開くと、下の図のようにチャネルの一覧が表示されます(画像は加工してあります)。

表示される見かたは次のようになります。
[CH] - [CHが使用する周波数帯] ([802.11の規格])
わかりづらいのがカッコの中かと思います。特に802.11nの通信をキャプチャーしたい場合に選択に迷います。カッコの中の詳細は次のようになります。


802.11nのチャネル

n40h/n40lの部分は、表の説明だけではわかりづらいと思いますので、もう少し詳しく説明します。
表記の意味は、つぎのとおりです。

n :802.11n
40 :40MHz (2つのCHをボンディングして使用)
h/l :ボンディングするCHの方向 (h:上位、l:下位)
次の図は、802.11n 5GHz帯のチャネルと使用周波数帯を表したものです(W56は割愛します)。
図のようにチャネルのボンディングは、以下のチャネルのセットで構成されます。
36-40CH
44-48CH
52-56CH
60-64CH


同じチャネルのボンディングでも設定の方法は2種類あり、どちらのチャネルをプライマリにするかで異なるものになります。
次の図で、36CHと40CHのボンディングを例に説明します。
36-40CHのチャネルボンディングの方法は、36CHをプライマリとする設定と、40CHをプライマリにする設定があります。


この2つを区別するためOmnipeekでは、36CHをプライマリとし40CHとボンディングしたものを「n40h」、40CHをプライマリとし36CHとボンディングしたものを「n40l」と表現しています。

2.4GHz帯の802.11nのボンディングも同様のルールで表現されています。5GHz帯との違いは、2.4GHz帯では連続する5つのチャネルをボンディングする点です(1-5CH等)。

例えば、2-6CHをボンディングする場合、
2CHをプライマリとし、3-6CHとボンディング:2CH - n40h
6CHをプライマリとし、2-5CHとボンディング:6CH - n40l
となります。


6CHは、6-10CHというボンディングの方法もありますので、n40hの設定がありますが、2CHは下位方向に5つのチャネルがありませんのでn40lはありません。

無線LANパケットをキャプチャーしてみたが、データパケットが見えないときは、この見かたを参考に、キャプチャー対象の通信設定にあったチャネル設定を選択しているか確認して頂くとよいかと思います。



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