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量子コンピュータによる暗号解読を防ぐ暗号通信ソリューション
「Tectia® Quantum」の取り扱いを開始

セキュリティ対策のNo.1セキュリティソリューションカンパニーを目指す株式会社ディアイティ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:戸田 勝)は、 高信頼の暗号通信(SSH)のソリューション・プロバイダとして市場をリードするSSH Communication Security社(本社:フィンランドヘルシンキ)の新ソリューションTectia® Quantumの取り扱いを開始いたします。

量子コンピューティングの脅威とそのリスクの軽減

量子コンピュータの時代が到来して久しいですが、大規模な商業利用が可能になるまでには、まだ何年もかかるといわれています。しかし、量子コンピュータの研究開発と商業利用への移行は進んでいます。 また、サイバー犯罪は増加の一途をたどり、彼らは政府組織を直接狙うだけでなく、金融セクターのように社会や経済に不可欠な企業尾もターゲットとしており、情報漏えい時に発生するコストも増加しています。

これまでのところ、暗号の強度を向上させるには、データの暗号化に使用する秘密鍵の長さを調整することがほとんどでした。長い鍵は通常、解読が著しく困難になるからです。 残念ながら、量子コンピュータを利用することでこの実証済みの方法を破ってしまうのです。現在広く使われている暗号アルゴリズムはすべて、量子コンピュータによる攻撃で危険にさらされることになります。
幸いなことに、量子コンピュータでは全ての暗号化アルゴリズムを陳腐化させることはできません。PQC(ポスト量子暗号)アルゴリズムを利用することで対応可能です。

SSH Communication Security社は、新しい量子対応Secure shellクライアント/サーバアプリケーション、Tectia® Quantumを発表しました。
Tectia® Quantumは、リモートアクセス(SSH)、ファイル転送(SFTP)、またはSSHによるトンネル接続を量子コンピュータによる暗号解読から保護します。 Tectia® Quantumは、従来の攻撃に対する従来の暗号アルゴリズムの安全性と、量子攻撃に対するPQCアルゴリズムの安全性を、製品の効率性を損なうことなく組み合わせた、ハイブリッドなアプローチを採用しています。 また、このソリューションは、従来のTectiaやサードパーティのSSHクライアントやサーバーとの完全な上位互換性を持っています。
Tectia® Quantumを選択することで、転送中のデータ、すなわち 組織の秘密は、量子コンピュータの時代でも安全であり続けるのです。

販売価格

サブスクリプション 2022年9月販売開始予定(価格未定)


販売ターゲット

金融機関、政府機関、製造業、医療機関等


ディアイティは、これまで養ってきたノウハウで設計、構築、運用サポートを提供し、お客様が抱える課題に対しては、 製品・サービス・開発含め、セキュリティライフサイクルに沿ってサポートします。

Tectia® Quantum ページ

https://www.dit.co.jp/products/ssh/tectia/


SSH Communication Security社について

SSH.COMは保存中、送信中、使用中の企業のミッションクリティカルなデジタル資産を保護するための支援を行っています。 Fortune 500企業の40%、金融、政府、小売、産業界の主要企業を含む5,000社以上の顧客を世界中に有しています。
当社はハイブリッドクラウドや分散型IT・OTソリューションの時代において、お客様のビジネスの安全性を確保するための支援に取り組んでいます。
当社のZero Trustソリューションは、安全な電子通信、サーバーへの又はサーバー間のアクセスをセキュアなものとします。 北米、欧州、アジアの各拠点と認定パートナーとのグローバルネットワークがお客様の成功をお約束します。
SSH Communication Security社の株式(SSH1V)は、Nasdaq OMX Helsinki に上場しています。
www.ssh.com