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ALSOK、クオリティソフトおよび実証協力企業のヴイストン、学研プラス、ディアイティ、テクノルは和歌山県教育委員会と和歌山大学と共同で、県立中学校にて安全・安心なICT環境の実現に向けた実証実験を実施(2018.04.06)

「安全・安心なICT環境の実現」をテーマとする実証実験を、①から④の4者が共同で、和歌山県立桐蔭中学校と日高高校附属中学校において2018年4月より開始します。本実証実験は、和歌山県教育委員会が4月に新たにスタートする「第3期和歌山県教育振興基本計画」の推進とセキュアなクラウド等を活用した安全・安心なICT環境の確立を目的としています。

和歌山県教育委員会(教育長:宮下 和己)
企業コンソーシアム 綜合警備保障株式会社(本社:東京都港区、社長:青山 幸恭、以下ALSOK)
クオリティソフト株式会社(本社:和歌山県西牟婁郡白浜町、代表取締役:浦 聖治 以下クオリティソフト)
実証実験協力企業
ヴイストン株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:大和 信夫、以下ヴイストン)
株式会社学研プラス(本社:東京都品川区、社長:碇 秀行、以下、学研プラス)
株式会社ディアイティ(本社:東京都江東区、社長:三橋 薫、以下、ディアイティ)
株式会社テクノル(本社:青森県八戸市、社長:千葉 哲也、以下、テクノル)
(以下、総称して「企業コンソーシアム」といいます。)
国立大学法人和歌山大学(以下、和歌山大学といいます。)

①及び②が主体となって実証実験を進めます。


1 背景

文部科学省が2020年までのデジタル教科書の普及を推進しており、生徒一人1台のPC環境や学校の無線LAN環境の整備が進んでいくものと予想されています。しかし、環境の整備に伴い、PCやネットワークに対する不正アクセス等のサイバーセキュリティリスクが懸念され、安全確保のための管理運用面で教職員の負担増加が課題に挙げられています。
また家庭学習におけるモバイル端末の活用の実現に向け、活用の効果検証の他、必要なデータ量や家庭におけるWi-Fi環境の状況などを調査する必要があります。

2 安全・安心なICT環境の整備

  • 企業コンソーシアムでは、ICT環境の整備により想定されるセキュリティリスクや学校側の管理負担について対策を講じ、その運用を支援するサービスをトータルで提供することを目指しています。
  • 従来、サーバーを構築してシステムを導入するケースが主流でしたが、クラウドを積極的に活用し、ハードウェアの管理工数を削減するとともに、システムの日常的な管理業務を支援するサービスを提供することで、教職員が生徒の指導に集中する環境を実現することを目標に、実際にデジタル教材を使用した運用を通じて課題の抽出や、効果的な運用のあり方を検証します。
  • ノートPCを生徒個人に貸与し、家庭学習にも利用することでの情報活用能力向上効果や、利用者を限定した環境でSNSを利用することによるネットワークコミュニケーション能力の向上効果などを検証します。
  • 来るAI・ロボティクス時代の到来を念頭においたプログラミング教育強化の実践としてドローンやセンサーを活用した制御プログラムの作成体験などを実施する予定です。

3 実施期間

2018年4月~2019年3月末(2018年8月を目処に中間総括を予定)

4 実証実験において企業コンソーシアムが提供する製品/サービス

  • ALSOK:PC、SIM(ソフトバンク)、PCマネジメントサービス、安否確認サービス、みまもりタグ
     コーポレートサイト:https://www.alsok.co.jp/
  • クオリティソフト:ISM CloudOne、ISM CloudOne Secure CHAT
     製品サイト:https://ismcloudone.com/
  • ヴイストン:プログラミング教材 計測制御プログラマー
  • 学研プラス:ニューコース学習システム、ニューワイド教材ライブラリ
  • ディアイティ:Fortinetコントローラ型無線LAN
  • テクノル:ウイルス対策ソフトMR-EP

5 関係機関の紹介

[和歌山県教育委員会について]

和歌山県教育委員会では、第3期和歌山県教育振興基本計画を定め、確かな学力、豊かな心、健やかな体の「知・徳・体」を備えた人材の育成の取組を進めています。
さらに、2020年プログラミング教育の小学校必修化に先立ち、新規事業「きのくにICT教育」にて、平成31年度から県内すべての小・中・高等学校においてプログラミング教育をはじめとするICT教育を実施します。

[ALSOKについて]

ALSOKは1965年の創立以来50年にわたり、社会の安全安心の確保のために警備をはじめとするサービス・商品の提供を続けています。
犯罪や自然災害などのさまざまなリスクから企業の情報を含む経営資源を守るノウハウと、全国に展開する高品質なサービス体制がALSOKグループの強みであり、これらを活用して安全・安心なICT教育環境の実現に貢献していきます。

[クオリティソフト株式会社について]

クオリティソフトは、「貢献と成長の豊かさ」を企業理念とし、PCやスマートデバイスを対象としたエンドポイントセキュリティ対策やIT資産管理のためのソフトウェアを提供することで、豊かな世界の創造に貢献する企業を目指しております。
クライアント管理の「QNDシリーズ」をはじめ、クラウド型エンドポイントセキュリティ管理「ISM CloudOne」は、サービススタート以来、多くのお客様にご利用いただき順調に販売実績を伸ばしております。現在、ISM CloudOneは約53,000社にご導入いただいております。
クオリティソフト株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
https://www.qualitysoft.com/

[ヴイストン株式会社]

ヴイストン株式会社は、コミュニケーションロボット、 二足歩行ロボットや、ロボット教材、ロボット用センサー類を開発、製造しているメーカーです。
世界初の家庭用二足歩行ロボットキット「ロボビーM」を発売したほか、ロボカップ世界大会で5連覇を達成するなど、確たる技術力を背景に、近年ではコミュニケーションロボットのハードウェアのほか、ソフトウェアやクラウド基盤なども包括的に構築する技術を保有し、人とロボットが寄り添う社会の実現に向けて、様々な製品を送り出し続けています。

[株式会社学研プラスについて]

株式会社学研プラスは、児童書、学習参考書、図鑑、一般向け書籍・雑誌まで、学びを核とした幅広いジャンルでコンテンツの開発創造に取り組んでいます。また、教育コンテンツのICTでの展開、および省庁関連の受託、ライセンス事業、物販、イベント企画などの様々な事業を展開しています。

[株式会社ディアィティについて]

ディアイティは、1985年12月に設立され、東京都江東区に本社を置くコンピュータネットワーク及びセキュリティに特化した企業です。
ネットワークの安定運用のための製品や、ネットワーク・セキュリティのための製品の開発および提供・システム構築・情報セキュリティコンサルティング・フォレンジックサービスなど幅広く手掛けています。

[株式会社テクノルについて]

株式会社テクノルは、青森県内を中心に複写機に代表される事務機器を始め、オフィス家具やOA機器、ネットワーク整備やDTP事業を、青森県内を中心に展開しております。
また、日々新しい脅威が生まれるインターネット環境に対し、自社ブランドであるMRシリーズを立ち上げ、フルクラウド型UTM「MRBシリーズ」とシグネチャレスのフルクラウド型ウイルス対策ソフト「MR-EP」を全国に展開して、お客様に安価で安心、安全なインターネット環境を皆様に提供しております。

以上

報道関係 問い合わせ先

  • ALSOK 広報部TEL:03-3478-2310 / FAX:03-3470-4367
    E-mail:koho@alsok.co.jp
  • クオリティソフト 事業開発本部TEL:03-5275-6124 / FAX:03-5275-6130
    E-mail:pr@quality.com
  • 和歌山県教育委員会 義務教育課TEL:073-441-3662 / FAX:073-441-8877
    E-mail:e5011001@pref.wakayama.lg.jp