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リリースノート|PrivX

2023.05.04 PrivX 29.0リリース

PrivX 29.0リリース
2023.05.04

SSHコミュニケーションズ・セキュリティ社(SSH社)よりPrivX 29.0がリリースされました。

重要なお知らせ

●Azure-Directory の MS Graph への移行について
Azure AD Graph APIを使用してAzureユーザー/ホストディレクトリを設定している場合、本バージョンにアップグレードすると、そのディレクトリは自動的にMS Graph APIを使用するように移行されます。アップグレード後も、Azure PortalでPrivXアプリの以下のAPIパーミッションを手動で設定する必要があります。

Microsoft Graph→Application Permissions

  • User.Read.All
  • Groups.Read.All

Azure AD Graph APIは、2023年6月に非推奨となります。
MS GraphによるAzureディレクトリの設定の詳細については、Microsoft Graph APIによるAzure AD as a User Directoryをご覧ください。

●Web ProxyはSquidを使用しなくなりました

PrivX 29以降、PrivX Web Proxyは HTTPS トラフィックのプロキシに Squid を使用しなくなりました。プロキシ機能が PrivX Web Proxy バイナリに実装されました。すべての Squid 依存関係が RPM パッケージから削除されました。
何らかの理由で Squid 固有の機能がまだ必要な場合は、最新の PrivX コア パッケージには以前の Carrier および Web Proxy コンポーネントとの下位互換性があります。
PrivX コア、Carrier、および Web Proxyをバージョン 29 にアップグレード後、PrivX UI 経由で web-proxy-config.toml ファイルを再ダウンロードし、古い設定を置き換える必要があります。

●PrivX のパフォーマンスを最適化するために必要なアクション

PrivX のパフォーマンスを最適化するための継続的な取り組みの一環として、PrivX 28 から追加のインデックス作成サポートを導入しました。一部の改善には、PrivX データベースのpg_trgm拡張が必要です。
アップグレードする前に、以下をご参照ください。
https://privx.docs.ssh.com/docs/improve-performance-with-indexing

非推奨の警告

●Redisサポート終了の予定

PostgreSQL PrivXのマイクロサービス間通知を使用することをお勧めします。PrivX が通知メカニズムに Redis を使用している場合は、通知メカニズムを PostgreSQL に変更してください。Redis のサポートは将来のリリースで終了予定です。
通知メカニズムの変更方法は以下をご参照下さい。
https://privx.docs.ssh.com/docs/changing-notification-mechanism-to-postgresql

●PostgreSQL 9.x および 10.x サポート終了のお知らせ

PostgreSQL 9.xと10.xは、それぞれ2021年と2022年にサポートが終了し、これらのデータベースバージョンのサポートは、今後のPrivXリリースで廃止される予定です。

●SHA-1-証明書のサポート終了が迫っています。

SHA-1で署名された証明書のサポートは、今後のPrivXのリリースでは廃止される予定です。

新機能

新機能は以下になります。

メーカーリリースノート

その他、本バージョンへのアップグレードパスや機能改善、既知の不具合情報については、以下URLをご参照ください。
https://privx.docs.ssh.com/v29/docs/release-notes-for-this-release